父はアルツハイマー型認知症

父がアルツハイマー型認知症と診断されてからの出来事

病院から脱走。

認知症と診断される前。

ショートステイを利用する1年以上前。

父は内臓疾患で救急搬送され病院に入院し手術も受けた。

高齢者だけではないが、特に高齢者は、

術後、混乱したり、

幻覚を見たりということがよくある。

もちろん父もそういうことがあったようだ。

俺は直接見てないのでよくわからないが、

看護師の腕を力ずくでつかみ、払いのけたという話も聞いた。

そんな入院中、大きな事件があった。

明け方に、病院から抜け出し、家に帰ってきた。

家から病院は少し遠いが歩いていける距離ではある。

知ったのは、母からの電話だった。

もちろん、大急ぎで実家に行った。

病院の寝間着を着たままの父に、

「どうやって帰ってきたの?」誰でも聞くよね。

「歩いて帰ってきた。」

いや、そうだけど、聞きたいのはそこじゃねぇ!

「玄関閉まっていたから、トイレの窓から出てきた。」

はぁ?もう目が点にしかならなかった。

このときの行動のすべてが大問題であるが、

よく自分で点滴の抜去をしたと思う。

この事件の前までは、

高齢だし、まだ物忘れ程度かなと思っていたが、

この事件で、認知症の疑いが濃くなりました。

退院後、認知症の受診を進めましたが、

この時は拒否されています。

言うまでもありませんが、

脱走事件に関しては、

きちんと病院に送り返しました。

父は先生と看護師さんから、

こっぴどく怒られたようですが、

本人は何が悪いのかあまり理解してない様子でした。